エコなウンピ袋
タロ助は尻尾をピンと立てたと思うと前後にヒリヒリと振りだし腰をかがめた。
タロッ父はその時ウンピ袋を忘れてきたのに気付き「お、おい、ちょっと待った
」と叫んだが、遅かった。
犬コロは「そんなもん忘れて来るのが悪い」と言わんばかりの目でチラッと振
り向き立ち去った。後には干しイモが2切れ…。
実はよく忘れるのである、嘆かわしいことにこのウンピ袋をだ。
今日は落ち葉を拾い[柏餅]のように包んだ。
家に出来立てのお土産を持って帰るとタロッママから
「あら、ちょっとエコなウンピ袋だわね」とたしなめられた。
ま、今日は落ち葉に助けられたが一度エライ目にあったことがある。
なんとパン屋さんの入口でこいつめヒリヒリしだしたのである。その時もタロッ
父はウンピ袋を忘れていたのだ。声が出なかった。
家まで取りに行けば、その間ほったらかしの干しイモは間違いなくパン屋の親父
の目に止まるだろう。彼が「ごらあウチのパンに何の恨みがあるのやボケッ
」と怒髪天でシヤッポが吹き飛ぶのは目に見えた。
僕は一生に何度もない決断を迫られていた。犬コロはこちらをジッと見ている。
観念した。
拾われた干しイモは手の中で生暖かく僕の汗と混ざり合っていった。
犬飼のサダメなのかとも思ったが、単純にウンピ袋を忘れたのがウンのツキだっ
たのだともおもう、今日この頃…

| イヌコロジー宣言 | 23:21 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑











